お守りは身に着けるもの。神様にお願いごとをするもの。これまでの常識。
「神頼み」という言葉もあることから、身に着けることでご利益を期待するのは悪いことではありません。
ところが最近になって、東京のある神社で「新しいお守りの取り組み」が行われています。
その名も「お守り2.0」というもの。具体的に、見ていくことにしましょう。
Contents
お守り2.0とは?
単に「お願いする」だけでなく、「自らの意志で、望む人生を切り開く」のが「お守り2.0」の考えです。
●従来のお守り
『ご利益が期待できるお守りを、身に着ける』
●お守り2.0
『自分の想いを書いたお守りを作り、SNSで宣言して、お祈りする』
もともと「2.0」というのは「web2.0」という概念からきています。
「情報を送る側と受け取る側が固定されずに、変わっていく」というものをベースにしており、お守りも「ただ受け取る」だけのものではなく、自らが「お守りを作る」という"新しい流れ"を提唱したものです。
「お守り2.0」の流れ
1.想いを書く
自分が「こうありたい」「こうなりたい」と思う姿を「想い」として誓願紙(せいがんし)に記入。
(誓願紙(せいがんし)・・神仏に誓いをたて、事の成就を願うための紙)
他力本願ではなく、自らの意志で望む人生を手に入れる決意表明のようなものです。
2.SNSで宣言
●ツイッター
●インスタグラム
●フェイスブック
いずれかのSNSツールを使って、#(ハッシュタグ)を入れて「みんなの前で決意表明」をします。
同じようなハッシュタグをたどることで、同じ願いを持つ人同士が繋がることもできます。
他の人の「宣言」
誓願したよ!#圧倒的努力守 #多動力守#小野照崎神社 pic.twitter.com/KMSREo9wfC
— YUKI (@caelum_555) 2018年7月7日
3.自分だけのお守りを作る
-画像:小野照崎神社のサイトより
1.で作った誓願紙(せいがんし)を、神社が用意したお守りに入れて「自分だけのお守り」に。
-「個として突き抜けたい」という願いを持つすべての方の心の支えとなるべく、「強烈な」「圧倒的な」努力への志を立て、徹底的に本質を希求し、やり抜く力を育むお守りを奉製しました。
-小野照崎神社のサイトより
4.御神前でお参り
神様にお参りすることによって、「神前での決意表明」をします。
常にアップデート(更新)する「お守り」
「お守り2.0」は、"一度作れば終わり"というものでもありません。
「お守り2.0」を作り上げた「小野照崎神社」では、「定期的に見直す」ことを勧めています。
その都度お守りを買うのではなく、自分の想いを記入した「誓願紙(せいがんし)」を見直すのです。
●掲げた目標や想いが、大きすぎないか?
●新たな思いが沸いていないか?
など、実際に行動してみて「軌道修正」をしながら、「よりよい自分を作り上げていく」のです。
小野照崎神社へのアクセス
都道府県:東京都
住所:〒110-0004 東京都台東区下谷2丁目13−13−14
雨が滴る神社も風情ムラねっ⛩#小野照崎神社 #雨神社 #風情 pic.twitter.com/hKClNOBu9D
— ⛩小野照崎神社 [公式] (@onoterupr) 2018年9月15日